朗読パンダvol3「朗読劇 カヴォラータ」(こういうページのリンクがいつまで有効かわからんが…)

作家集団が届けるオムニバス。4作で90分。一つ目は洗濯物が下着泥棒と戦うお話。二つ目は高校生の女の子が亡くなる話。三つ目はAスタジオとBスタジオが混乱しておもしろいアニメの話。四つ目は会えなくて寂しいカップルのお話。

洗濯物とAスタBスタはいらない。前者は学芸会みたいで見てられない気分になったからだけど、後者に至っては本でも楽しめないと思う。最初、上手なコントみたいな感じかと思ったけど、結局ただ混乱して遊んでるだけだった。高校生が死ぬやつは一番最後が好きなので、自分としては「あれをもっと引き立たてなくてはだめじゃないか」という感じ。これは役者力かなあ。四つ目は確かに寂しさの話なんだが、それタイトルで言ってくれるなよ…。

全作品、お話のベースは好きなんだが、ストーリーのツメが甘い。「だいたいこんな話にしたい」で止まっている印象。そして全作品、お話の見せ方のクオリティが低い。棒読みだったり、極端に説明的なセリフがあったり。

そういえば朗読劇とは本来どんなものなのだ?声優が声を当てるシーンではもちろん違和感がないが、その他で本を片手にやっていた時は、なんだか稽古風景を見せられている気がしただけだったんだが。

前売りで2800円。今年の観劇はこれが最後ですかねー。