Effective JavaScript Link to heading

職場で最初に先輩くんに少しprototype継承のレクチャーを受けた後は、大体ググりながら快適に書けていた。それから二ヶ月くらいひたすら書いた今、こんな感じじゃね?ってやってきたことが間違ってないかなど、おさらいしたかった。

Effective Javaを読んだ時のような効果を期待していたが、概ね期待通りだった。強いて言うなら例外処理のお作法について全く触れられていないのでそこはちょっと不安。

具体例が簡潔であるとか、話の展開が自然だとか、章の分け方がわかりやすいとか、ECMAScriptのスタンダードと実装の現状の話が混乱しないようにしてくれているとかで、全体的に読みやすい。

書いてあることの中で特に驚いたことはなかった。初めてJavaScriptの本を読んだ(読もうとした)時は、NaNやらnullやらundefinedやらで怯えるなどして全然進まなかったけど、やっぱり仕事で使い始めると学習効率高いなあ。

体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 Link to heading

お勉強&練習目的で作っている小さなアプリケーションにログイン機能をつけようとして手が止まり、この本を手に取った。信頼している先輩によると、この”徳丸本”はほぼデファクトスタンダードというくらいの良書らしい。

関連しそうなトピックで、読む前に私が知っていたのはせいぜい以下の二点程度。

  • クロスサイトスクリプティング聞いたことある。簡単な一例なら多分実演できる。
  • SQLインジェクション聞いたことある。簡単な一例なら多分実演できる。

「とりあえず動けばいいや」な感じで見よう見まねでtoy projectをいくつか重ねてきた自分にとって、難度はちょうどよかった。初めて教えてもらったことばかりだが、「コンセプト的に全くピンとこない」と思うようなトピックは多分なかった。書き方が上手ということもあるんだろう。

のちのリファレンスとしてこの先しばらく大活躍しそうだ。

セキュリティおもしろい。しかし途方もなく大きな世界だなあと感じる。

入門Unixオペレーティングシステム Link to heading

新卒で入ったWindowsしか使わないソフトウェア会社で、当時のゼネラルマネージャーが勧めていた本。当時「ふーん」と思って買ったものの、日々の生活に関係なさすぎて全くピンと来ず、そのまま放置していた。

あれから6年。お家の掃除をしていたら出てきたので、ブックオフに持って行く前に読んでみた。

頭の中で散らばっていた知識が少しオーガナイズされた気がしてよかった。なんとなく知っていたよく出てくるコマンドの基本的な使い方あたりは普通に助かった。多分lessとかcatあたり。

しかしこの本、ターゲット層がすごく狭そう…。まさにこれからUnixを使うという初心者向けだが、本当に最初だと自分みたいにピンと来ないし、なんとなく使い始めてよしこれからっていう人は、この本の内容はだいたいもう分かってる感じがする。

CUIがとにかく怖かったのも今は昔。使っていれば慣れるもんですなあ。